今年も内房マルイカシーズンがやってきました。
昨年、一昨年と不調が続いておりましたが、今年は開幕直後絶好調となっている様子です。
マルイカ釣りはカワハギと同様にライトタックルを駆使したテクニカルな釣りで、非常に面白い。
しかも、乗合船午後の部では7000円と比較的安価で、金銭的にも船釣り入門としておすすめです。
しかしながら、技術の差が釣果に反映されやすい釣りでもあります。
船中5〜50杯のように、玄人はめちゃくちゃ釣るけど、初めての方は一桁なんてことが日常茶飯事です。
この記事では、前半に「おます」が行ってきたシーズン開幕の釣りレポートを記載、後半はマルイカ初級者がある程度の釣果を出す方法を解説します。
マルイカシーズン開幕戦釣行レポ
マルイカシーズン開幕ということで、早速船を予約今回でマルイカ挑戦3回目、過去2回の釣果は5匹でした。
今回は、6月第1週目に勝山港の萬栄丸のマルイカ午後船での出船です。
前日の釣果はトップ11杯、当日の天気予報は午後から雨とハードモードの予感。(しかも前日はブラックバスボウズでした)
ちょっとあまりいきたくない状況ではありますが、なんとか心を奮い立たせて港まで来ることができました。
目標5杯で出船!!
まず到着したのは富浦沖です。
船長がイカの群れを探しますが、なかなか見つからない。
10分ほどクルージングしてやっとイカ発見のようです。ブザーと同時に仕掛け投入。
すぐにアタリが出て、巻き上げてくると、1杯ゲットです。今シーズン初マルイカ、今週初釣果、感無量です!!
これ、今日いけるんじゃね!!(毎度のことですが、出落ちフラグが立ちました)
回収のブザーがなり、次の群れを探します。
しかし、群れは見つからず、クルージングすること30分…雨が強くなってきて寒い、釣りしたいんだけど群れが見つからない…
結局富浦沖はこの後不発で館山沖に移動しました。
館山沖でクルージングすること10分、群れを発見し、ブザーがなりました。
仕掛けを投入して更に1杯追加しましたが、ハモノ(マルイカを捕食する魚)が邪魔をし、イカの群れの移動が早く、連発しません。
この日はイカの群れを探して1〜2投の拾い釣りが続きましたが、なんとか10杯釣ることができました。
船中の釣果は5杯〜22杯でしたので、3回目のマルイカにしては結構頑張った方じゃないかなと思います。
船中トップの方はめちゃくちゃうまかったです。(自作ロッドでバシバシ釣っていました)
マルイカ初級者が取るべき作戦とは?
①タックル
マルイカ釣りは繊細な当たりを取る/身切れを防ぐことが釣果につながるため、タックルバランスが非常に重要となります。
ロッドリール仕掛け全てを完璧なモノにするにはお金がかかってしまいますので、一部は妥協しつつ、技術で補いましょう。
・ロッド
私はカワハギロッドの極鋭カワハギAGS M170Aを使用しましたが、硬すぎです。カワハギでは繊細なアタリが取れますが、マルイカののっぺりしたアタリには相性が悪い様子。また、アタリに対し、大きめのストロークでアワセると、イカが身切れしてしまいます。
柔らかめのカワハギロッドかタイラバロッド、イカメタルロッドが代替には良さそうです。硬めのカワハギロッドを使用する場合はアワセを小さなストロークで行い、不明瞭なアタリをあわせた場合はリールの巻き感覚で掛かっているのかチェックする必要があります。
・リール
私はエアドレッドチューンを使用しました。ハイギアリールですので、巻き速度が早く、手返しがいいです。しかしながら、巻き感覚でイカが掛かっているかチェックするためにはノーマルギアが良さそうです。自信がある場合はハイギアでいけます。
・ライン
PE0.8号を使用しました。全く問題なかったのですが、欲を言えば細ければ細い方がアタリが取りやすいと思います。
・仕掛け
5本針で上3つが直結/下2つが直ブラのものを使用しました。下2つの直ブラが感度を鈍らせるため、無駄でした。5本針オール直結がおすすめです。
スッテのカラーについては私は適当でいいと思います。釣果に大幅に効いてくる感じはしませんでした。やっていくうちにこだわりが出れば考えればいいかなぁと。
・オモリ
今回は40号を使用しました。深い場所を攻める時のために50号もひとつくらい持っておいた方がいいでしょう。
タングステンシンカーもダイワから発売しておりますが、使っている人を見かけなかったので、必要ないと思います。
船中トップの方もスカリを使用していました。
②船上でのセッティング
下図のように投入機にセッティングし、左手でロッドを持ち、右手でオモリを投げて投入します。
回収の際はスッテ1から順番に床に取り込んでいきます。(この際糸の絡み等は気にしない)
オモリを回収したら、船縁においてスッテ5から順番に投入機に入れていき、スッテ1を入れ終えたらオモリを投げて再度投入します。
③イカの誘い方
下図のフローチャートの順番で誘います。
要所で空合わせを入れてやることで、アタリを逃したイカを掛けることができます。
アワセを入れた際に若干重くなっていたらヒットした証拠、この重さを感じながら巻き上げていきます。
ロッドにかかる重さ、リールの巻の重さでイカがかかっているかを判別するので、どちらかで判断できるようなセッティングにすることが重要です。
最後に
マルイカ釣るのは当然面白いんですけど、釣れた時のご褒美はやっぱりイカ飯です。
一口サイズなのがまたいいんですよ。
今シーズンはいっぱいマルイカ釣りましょう!!
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