どうもみなさん、あおです。
冬の間は干物にしても干し網が大活躍することが多いわしですが、先日久々にストックのピチットシートを見てみました。
すると、、、、利用方法の欄に、刺身の水抜き!?
ピチットシートよ……おぬし、こんな潜在能力を隠していたのか……
というわけで、今回はピチットシートで刺身の水抜きをしてみた話です。
ピチットシートとは…
ピチットシートとは、水あめの浸透圧と半透膜の分子選択性を利用した食品用脱水シートです。
………簡単に言うと、水や臭み成分なんかを吸着する水あめ成分を粒子の小さい物質を通す膜で包んだシートです。
半透膜のおかげで、うま味成分は残しつつ水分と臭み成分のみを吸着することができ、更には浸透圧の仕組みを使って水分を吸着しているので強力かつ一方通行(食品に水分が戻らない)で脱水することができます。
キッチンペーパーで包んでおくのとは全然違う仕上がりになります。
普段↓は、暑い時期や雨が降った時に干物を作るときに使っています。
ピチッとしてみた。冷蔵庫でお手軽干物ピチットシートの魅力!! | あおとおますの珍釣行 (oms-fishing.com)
使い方
というわけで、刺身を水抜きしていきます。
今回はちょうどいい刺身がなかったのでサーモン買ってきました笑
まずは、柵の状態の刺身を用意します。
今回は水が抜けやすくするために軽く塩を振っておきました。
ピチットシートで包みます。
冷蔵庫で4時間くらい置きました。完成!!
このくらいだとピチットシートの余力がまだあったので、もっと脱水したい場合は時間を長めに置いてください。
みて頂ければわかる通り、とても簡単です笑。
実食!!
というわけで実食です。
一応、普通の状態の刺身も用意しています。
左がそのままの刺身、右がピチッとした刺身ですね。
実際に食べてみると……
もう食感が違います!!
口に入れて噛んだ感じがネットり気味の刺身になっており、味も濃厚です。
脱水されているといっても、決してパサパサになっているというわけではなく、しっとり濃厚なお味です。
イメージとしては昆布風味のついていないこぶ締めの感じですね。
余計な臭いを付けずに、濃厚な味の刺身を食べたいときに協力なアイテムになりますね。
今回使ったサーモンのような味が濃い魚より、あっさり目の白身の方が性能を生かせるかもしれません。
可能性
使ってみて思ったのが、「風味を付けずにこぶ締めみたいな脱水ができるのは結構すごいのではないか?」ということです。
脱水の部分はピチットシートに任せて、風味付けの部分に好きな調味料を使うと、好きな〆魚を作れるのではないかと思います。
例えば、柵の状態で山椒塩を振ってピチット脱水し、塩刺身にしてみるとか……
ちょっといろいろ作ってみて、面白そうなのがあったらまた紹介します。
買うところ
そんなピチットシートですが、案外スーパーには売っていません。
その代わり、大き目の釣具屋だと大体売ってます。ただし、ここで買うとそこそこ高いことが多いです。
大体、1枚100円くらいでしょうか。
お試しで使う分にはちょうど良いのですが、常用するとなると地味に気になるところです。
そういう場合は業務用があるので、そちらもおすすめです。
量は多いですが、単価はだいぶ下がります。わしも大体家に1パックくらいは常備しています。
皆さんもピチットシートで一風変わったお刺身ライフをお試しください!
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