近年SLJが流行り出してから、釣具メーカー各社が様々な新製品ロッドを展開しています。
しかし、他の釣りジャンルと比較して、SLJは歴史の浅い釣りです。
その影響か、どのメーカーのどの竿がいいのか？どの価格帯のロッドがいいのか？の情報がオンラインにも少ないことが辛いところ。
今回は私たちが実際に使用してきた数々のSLJロッドの中から厳選したおすすめの製品、番手を紹介していきます。
SLJとは？？
SLJはスーパーライトジギングの略で、30g〜80gのジグを使用した釣りジャンルです。
ターゲットは青物、真鯛、イサキ、マハタ等多種にわたり、手軽でスポーティな新ジャンルの釣りとして近年注目を集めています。
詳細は下記の釣行記を読んでみてください。
外房SLJでマハタ連発！！状況にハマったジグは？？ | あおとおますの珍釣行
SLJロッドに求められる性能
SLJのロッド選びのポイントは下記の4つです。
①キャストしやすい竿
SLJでは、「キャスト→横に引いて探る」釣りとなるため、アンダーハンドキャストのしやすさが重要。
ロッドが長すぎず、先端が柔らかい竿を選べば、ストレスなくキャストできます。
②全体が柔らかく、しなやかな竿
通常のジギングはゴリゴリとワンピッチジャークするため、張りのある竿を使います。
しかし、SLJはゆったりとしたしゃくりや底をネチネチと探るため、全体がしなやかな調子の竿がおすすめです。
張りのありすぎる竿を選んでしまうと、ジグを操作しにくくなってしまいます。
③粘りのある竿
スーパーライトなロッドでブリやヒラマサと対峙することもあるので、ロッドの粘りが重要となります。
④専用ロッド2種類について
SLJ専用ロッドの素材は中空の「チューブラー」と素材が中まで詰まっている「ソリッド」に大きく分かれます。
チューブラーは軽量で感度が高い竿、ソリッドは若干重いが細くて粘りのある竿になります。
悩みどころですが、どちらを選択しても十分に楽しめますので、ノリで決めてしまって問題ありません。
上記の基準を満たしていれば、竿のせいで「私だけ釣れなかった」ということにはなりません。
もちろん大物がかかった時は綱渡りのようなギリギリのファイトになり、時にはラインブレイクという結果もあります。
しかし、そのタックルスペックギリギリのやり取りがSLJの醍醐味ですので、気持ちを切り替えて次の獲物を狙えば問題なし！
SLJにおすすめのロッド5選
①ホライゾンLJ
この記事の執筆者「おます」がメインで使用しているロッド。
バットはCNTコンポジットで粘り強くかつ感度が高め、ティップはソリッドで食い込みの良い竿に仕上がっています。
このロッドはティップの繋ぎ目が非常に滑らかであるため、ロッド全体のしなりがナチュラルであることが特徴です。
チューブラーとソリッドの合いの子のような竿です。
| メーカー | テンリュウ |
| 製品名 | ホライゾンLJ |
| おすすめモデル | HLJ631S-FLL |
| 適合ジグウェイト | ベストウェイト60g MAXウェイト100g |
| 適合ライン | PE 0.6号〜1.2号 |
| 継数 | 1ピース |
| 長さ | 1.90m |
| 定価 | 33,000円(税別) |
②キャタリナBJ エアーポータブル
「あお」がメインに使用しているロッド。「おます」もサブとして所有している。
ダイワの2ピースライトジギングロッドで、電車やバイクでも持ち運びが便利である。
2ピースロッドはしなり方に不安があるかもしれないが、さすがのダイワ製なだけあって1ピースと遜色のない動きをしてくれる。
SLJロッドの中では若干張りが強く、メタルトップによる感度抜群。
いち早くアタリを察知して自分から掛けに行きたいアグレッシブなアングラーにおすすめ。
| メーカー | ダイワ |
| 製品名 | キャタリナBJ エアーポータブル |
| おすすめモデル | 66HS-S |
| 適合ジグウェイト | 30g〜120g |
| 適合ライン | PE 0.6号〜1.2号 |
| 継数 | 2ピース |
| 長さ | 1.98m |
| 定価 | 31,800円(税別) |
③フルソリ
SLJソリッドロッドと言ったらコイツ！
名前はふざけているが、性能高めでコスパの良いロッド。
大原の有名船宿広布号のレンタルタックルにもなっている。
| メーカー | メジャークラフト |
| 製品名 | フルソリ |
| おすすめモデル | FSLJ-S64L |
| 適合ジグウェイト | 30g〜120g |
| 適合ライン | PE MAX1.2号 |
| 継数 | 1ピース |
| 長さ | 1.93m |
| 定価 | 19,500円(税別) |
④グラップラーBB タイプLJ
シマノのSLJ入門ロッド。
ブランクスはシマノの代名詞である「ハイパワーX」が使われており、パワーと感度が凄まじい逸品。
同価格帯のチューブラーロッドではやはりシマノのコスパに勝てるものはない。
| メーカー | シマノ |
| 製品名 | グラップラーBB タイプLJ |
| おすすめモデル | S63-1 |
| 適合ジグウェイト | 30g〜130g |
| 適合ライン | PE MAX1.5号 |
| 継数 | 2ピース |
| 長さ | 1.91m |
| 定価 | 17,800円(税別) |
⑤ソルティステージ KR-X スーパーライトジギング モバイル3
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アブガルシアの3ピースモバイルSLJロッド。
カバンの中に入っちゃるレベルのコンパクトさであるが、使用すると青物でも問題なく釣れてしまう出来の良さ。
ファーストテーパーでアグレッシブに掛けに行く釣りスタイルに向いている。
| メーカー | アブガルシア |
| 製品名 | ソルティステージKR-X SLJ モバイル3 |
| おすすめモデル | SSSS-673SLJ-KR |
| 適合ジグウェイト | 20g〜100g |
| 適合ライン | PE 0.5号〜1.2号 |
| 継数 | 3ピース |
| 長さ | 2.01m |
| 定価 | 21,000円(税別) |
特殊な釣り方ゆえに専用ロッドが望ましい
SLJは他のジギング/タイラバ/タチウオ等オフショアフィッシングと比較すると、アクションが特殊な釣りになります。
もちろんボートシーバスロッドやバスロッドでの代用も可能ですが、安価な専用ロッドの方が性能を上回る場合がほとんどです。
低価格な専用ロッドでも十分に大物とのやりとりが可能なので、是非専用ロッドを準備してSLJを十二分に楽しんでいただきたい！！
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