見た目は似てても一味違う!キンメダイとキントキダイの食味の違い

どうも皆さん、あおです。

今回は↓の記事で釣った魚の食レポをしたいと思います。

高級魚キンメダイを狙え!!プレジャーボートで行く内房セレブフィッシング② | あおとおますの珍釣行 (oms-fishing.com)

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今回の食材

今回の食材は、キンメダイ、キントキダイ、サバ、ギスです。

と、ここで気になるのがキンメダイとキントキダイ。

これだけ見た目が似ていますが、高級食材として知られているキンメダイに対して、キントキダイの味が取りざたされることはあまりありません。

同じタイミングで、この2種が食べられるもの何かのラッキーかなと思いますので、食レポをしていこうかと思います。

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魚としての分類

と、ここでキンメダイとキントキダイを生物学的に見てみましょう。

(実は学生時代は生物屋でした)

キンメダイ

キンメダイ目キンメダイ科に属する深海魚です。

沖合の岩礁鯛の深海に生息しているようです。

キントキダイ

スズキ目キントキダイ科に属する魚です。

深海から、数十mの浅場までの岩礁鯛に広く生息しているようです。

見た目は似ていても、分類から違うんですね。キントキダイはもしかしたら、味もスズキ寄りなんでしょうか。

生息する水深も違います。一般的に深海魚は浮力の確保のために体内に油を多くため込む傾向にあるので、キンメダイのほうが脂がのっているかもしれません。

これは味の違いも期待できますね!!

レッツ クッキング!

というわけで作りました!!

今回は食レポメインなので、調理工程は割愛です!

お刺身です。片方は湯引きにしています。

煮つけです。

皆さん、どちらがどちらだかわかりますでしょうか?

正解は……一番下に書きます。

お刺身がキンメダイだけ湯引きなのは、キンメダイの鱗が簡単に取れるのに比べ、キントキダイの鱗が中々とれなかったためです。

調理してみるだけでも、結構違いがあるなあと思います。さすが、スズキ目。

いざ、実食!!

というわけで、実食。まずはお刺身です。

キンメダイは、ふわコリ系の食感と噛めば噛むほど出て来る脂のうま味がたまりません。

キントキダイは、コリコリとした食感が口を楽しませてくれますが、味としては淡白な系統の刺身です。

キントキダイも決して美味しくないわけではないのですが、キンメダイの脂とうま味に比べるとやや見劣りします。

続いて、煮つけです。

キンメダイは、火を通すと身がふわっとします。脂の滴る身を口に入れると、とろける様な食感と甘い脂が口の中に広がります。

キントキダイは、火を通すと身がしまります。噛むほどうま味の出て来るタイプの煮つけで、さっぱり系の食味です。

これは、あれだな……筋肉が違うな!!


とはいえ、人は先入観に左右される生き物…高級魚と目される魚であればバイアスはかかるよなぁ…と思っていると。

…いました。調理工程を見ていない、よししです。

キンメダイとキントキダイを逆に伝えて実食を行うと……


「(キンメダイを指さして)うまっ!!絶対こっちがキンメでしょ!!」

一撃でばれました。

実食結果

実食してみると、見た目は似ていても、味は全然違います。

キンメダイの脂・うま味・食感はさすが高級魚といった感じです。

キントキダイの食感は、浅瀬にも生息している魚ならではの遊泳力が筋肉に出ているのかもしれません。


正直、見た目がここまで似ていて、味がここまで違うとは思いませんでした。
まさに、「味は見た目によらない」といったところですね。


キントキダイの名誉のために行っておくと、決して美味しくない魚ではありません。

これだけ食べれば間違いなく「うまい!うまい!」と食べていることでしょう。


ただ。。。相手が悪すぎただけです。どんまいキントキダイ


今後も、食レポして面白そうな魚が釣れたら、食レポしていきますのでこうご期待!

おまけ

SA☆VA祭りで釣れたサバ。深海で釣れているので脂乗り抜群でした!!

脂がのったサバは本当にウマいですね。釣りたい時だけつれれば最高の魚なのに……

ギスを使ったさつま揚げと、オニカサゴの素揚げです。非常にプリっぷりの食感がたまりません!!

お刺身 左→キンメダイ 右→キントキダイ
煮つけ 上→キンメダイ 下→キントキダイ

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