ことの発端は…
どうもお久しぶりです。あおです。
2月某日おますから連絡が入りました。
おます「会社の上司の船でなんでもOKな釣り行こうぜ!!」
わし「行くわ!!」
一瞬聞き間違いだと思ったのですが、なんと上司の方がプレジャーボートを持っているとのこと。
船の所有は、船代はもちろんのこと、マリーナ代も馬鹿になりません。
しかし、広大な海を好きなところに行き、好きな釣り方で、好きな時間に釣れるという海釣り人の夢といっても過言はありません。
というわけで、今回はプレジャーボートフィッシングのお話です。
今回のターゲット
わし「ところで今回は何釣るのん?」
おます「中深海でキンメダイと、深海ジギングを適当に、あとは浅場でSLJもやるかもしれない。エビラバもやるで。」
何だこのバーリトゥードスタイルは……
そしてキンメダイ!!
何を隠そう、わしはキンメダイが結構好きです。
ただ、、、高い!!釣るのめんどくさい!!(道具と深さ的な意味で)
こういう機会に、釣れるのであればぜひ釣ってみたいターゲットです。
こうして、ワクワクを胸に出発しました。
出撃!!
当日は、8時に内房某所のマリーナに集合です。
マリーナの営業時刻があるのでそこまで早朝の出撃はできませんが、体に優しくて助かります笑
さっそく、おますの上司のYさんにごあいさつ。今日の乗船についても快諾してくれたありがたい方です。
聞けば釣りを始めてドはまりし、数年目には船を購入していたとのこと。
釣り情熱の深さが凄まじいですね!釣り人としてかくありたいものです。
出航より、1時間半ほど船を走らせ洲崎沖に向かいます。
走っている間もワクワクが止まりません。そして、プレジャーボートが快適です。
釣り船より小さいですが、その分全方位から日光と風が当たり絶妙な快適性を醸し出しています。

Yさんは結構な頻度で船を出しており、中深海のポイントもいくつか押さえているそうです。
今回は、新規ターゲットとしてキンメダイを狙いたい!ということでポイント調査も兼ねての出撃だそうです。
そんな話をしているうちに、今回あたりを付けたポイントにつきました。
最初はキンメダイ
というわけで最初のターゲットはキンメダイです。
水深は500mです。もう一度いいます。500mです。
ビーストマスターに600m以上のPEを巻いた構成が頼もしいです。ラインはSuperfirelineの2.5号です。
プレジャーボートだからこそ可能な、細いラインですね。
錘は500号です。もはや鈍器です。わしもおますも今までで扱ったことあるのはMAX300号ぐらいなのでびっくりです。
これに、サバの短冊なんかを付けた仕掛けで、深海に落としていきます。
やることが多いので、3人のチームプレーで進めていきます。
というわけで、投入。仕掛けも1針1針投入していきます。間違って、引っかかった瞬間500号の負荷がかかってしまいますからね。
500号に引きずられて、ガンガンラインが出ていきますが、一向に底につきません。
つきません。
つきません。
つきません………
底取れねぇ………
500号が付いててなんでよと思われるかもしれませんが、本当にわからない。
結局600mラインが出きったところで、おますがロッドを操作し数十メートル巻き上げて、「ここじゃね?」というところで待つことにしました。
底(と思われるところ)を取った後に竿を触ってみましたがそれでも「ま~これかな底?」といった感じでしか分かりません。
深海釣りというものをなめておりました。

何がともあれ、釣りとしての体裁は取れたので待つことにします。
待つことにします。
待つことにします……
当たり分かんねぇ……
20分ほど待ったので、いったん上げてみることになりました。
うなれ!ビーストマスター!!君のトルクを見せてくれ!!!ギュイーン!!!!
上げます。
上げます。
上げます。
中々上がんねぇ……
500m以上落としているので当然ですが、10分以上かかります。
期待が大きいだけに焦らしタイムがまたもどかしい!!
ちなみにこの待ち時間にYさんに電動リールのチョイスについてきたところ、
「前にフォースマスター使ってたらパワーが足りなくて上がらなかったんだよね」
と凄いことを言われました。深海釣り凄い……
そしてついに上がってきたのは……!!

おおおお!!!!おおおおお!!!!!
何だ君らは!!!
さすが深海。魚がよく分かりません。
Yさんに聞いたところ、トウジン(上)とギス(下)というそうです。
キンメではないとはいえ、深海の魚が掛かっているのはいい兆候です。
第一投目の結果にさらに期待を膨らませ、第二投!
餌付け・ロッドワーク・操船のチームワークもこなれてきました。
うなれ!500号!!底に……
つきま(ry
同じように、待ってそろそろ良いかな~と上げて来ると……
ん?魚体白っぽくない?なんだこれ……と思ったのもつかの間。

きたーーー!!!キンメダイです!!
実はキンメダイ、釣りたてほやほやは魚体の大部分が白いです。
死んだ後に、徐々に全体が赤くなるそうで釣っている最中は白い魚体で上がってくるとのこと。
第二頭目でターゲットが揚がり、テンションが高くなる我々、続く第三投。
うなれ!500号!!底に……つきま(ry
あれ?本当につかなくない?……やつでした。
SA☆VA
これだけの重りが付いているといつもなら瞬殺でわかるサバのアタリも検知が難しいです。
そして、回収→リスタートにやたら時間がかかるものもどかしいところ……
気を取り直して4投目!!今度は底につきました!
しかし、500mの水深に対してラインが600m出きってしまっています。
100mもどこかに流されているというのも恐ろしいものです。
しばらく待って、上げて来るとそこには!
SA☆VA
おおう……投入に5分、回収に15分かけている釣りとしては、1投のロスがきついです。
まあ、このサバも滅茶苦茶太っているマサバで美味しそうなんですが!(マサバ・イカリレー船だったらかなり嬉しい)
最終的に…
この後も何投か続けてみたのですが、途中でサバに食われたり着底後サバに食われたりで、サバ祭が開催されてしまいました。
ちょっとポイントを移してもサバ祭が止まりません。
ちょうど、お昼も近くなってきたのでキンメダイはここまでとし、次の釣り場に向かいました。
今回は、1匹上がっただけでもよしとしましょう!
また、プレジャーボートでの深海ですが、通常の釣りとは異なる技術が要求されます。
非常に重い重りを取り扱う技術、数百mという深さで底を取る技術、潮の流れに合わせて操船を行う技術(ここはわしはやってませんが)、ポイントを探す技術。
通常、釣り船の船頭さんにお願いしている部分も含めて自分たちでやるとなると、かなりやることが多いです。
とてもじゃないけど、2本以上の竿は出せないなぁと思いました。とても良い経験をさせていただいたYさん、ありがとうございました!
キンメダイ以降の釣りについては、別記事で紹介します!
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