どうも、あおです。
今回は、釣りとキッチンバサミの脅威の相性をプレゼンしていきたいと思います。
釣りの刃物は何をお使いですか?
釣りという趣味はどうしても刃物が必要になる瞬間があります。
仕掛けを作るとき、魚を締めるとき、あるいは無念のおまつりを解体する時かもしれません。
色々なところで使うがゆえに、用途が多様で準備するのが面倒なツールかと思います。
マメな釣り人であれば、ハサミ(仕掛用)、ナイフ(〆用)、包丁(捌き用)、ラインカッター等々を全部準備されている方もいるかもしれません。
そこで、わしがお勧めしたいのはキッチンバサミです。
様々な用途を80点で満たしていく、驚異の汎用性をご覧ください。
こんなことに使えます
・ナイロン、フロロラインの切断
仕掛けづくりにおまつりに。まあハサミなので、この手の作業はお手の物です。
・PEラインの切断(ただし新品or良いハサミの必要あり)
次にPEラインです。これは、良いキッチンバサミを購入するか、安い場合は新しいうちは割とスパスパと切ることができます。
頻繁にPEラインを加工することがないのであれば、十分に使える程度の切断能力はあります。
安いハサミだと、ここから下の使い方をするとすぐに、鈍らになったりかみ合わせがずれたりするので、おとなしく買い替えましょう。
・魚の血抜き(中型まで)
魚の血抜きの一般的な方法は、鰓の付け根の血管と尻尾を切って血を抜くことだと思います。
美味しく食べるためには仕方ないとはいえ、「釣りの最中にあまり時間を取られるのもなんだかなあ」と、血抜きをせず持ち帰る横着な方に朗報です。
さっと終わって、ほどほどに血が抜ける方法があります。
やり方は簡単で、釣った魚の鰓を3~4か所ほどキッチンバサミで切れ目を入れて海水に入れておくだけです。あとは、魚の心臓の動きで勝手に血が抜けていきます。なれれば1匹5秒くらいで終わります。
ナイフでも良いのですが、キッチンバサミのほうが切断のしやすさと安定性が圧倒的です。
あまり大きな魚だと血が抜けきらないので注意が必要ですが、アジの船釣りくらいであれば十分に対応可能です。
わしはこの方法をアジ船で隣になったおじさんから教えてもらいました。ありがとう、おじさん!
・魚の解体(気合いにより大型まで)
魚を釣ったけれど、帰宅後の処理が……何とか汚さないでできないものか……そう思ったことはないでしょうか。
魚を捌くといえば当然包丁を使われることが多いと思いますが、おろす手前までであればキッチンバサミで戦えます。
肛門から鰓までの切断、内臓の切断、頭を落とす、などなど汚くなる部分の処理のほとんどはキッチンバサミで可能です。
まな板で広げてやらない分、あまり捌きなれていない方でも安全にきれいにした処理を進めることができます。
頭も小型の魚であればそのまま落とせますし、出刃包丁でもきつい様な大きなものでも背骨を露出させて、ハサミを節に突き立てて首を折れば案外簡単に解体できます。
わしは背骨が1cmくらいあるマダラまでなら、この方法で捌いたことがあります。
・棘切断(カサゴ系、鯛系、毒魚等)
釣りをしていると、棘の多い魚が釣れることがあります。
棘に毒のある魚はリリースすることも多いと思いますが、オニカサゴやオコゼが釣れたら持ち帰りたいものです。
キッチンバサミがあれば、そんな奴らの武装を丸裸にすることができます。
ミノカサゴだろうが一瞬で、武器を奪われた哀れな子羊と化します。
※とはいえ切断の時は気を付けてください。
・エサのカッティング
餌釣りを行うにあたり、良く使われるのが身エサです。
そんな身エサですが、釣り場でカッティングを行うことが良くあります。
いわゆる短冊の形に加工していくわけですが、ここでもキッチンバサミです。
キッチンバサミはあれでいて、結構パワーがあります。
サバの切り身くらいであれば結構容易に切ることができます。
身エサを作るのに包丁とまな板を持参していた時代はもう終わりです。
どんなハサミがいいのか
とはいえ、キッチンバサミも色々です。
特に、釣りという過酷な環境で使うにあたってどんな選定をすればよいのでしょうか。
安いの(100均)
これは本当にコスパがいいです。
たかが100均と侮ることなかれ。大体なんでも切れます。
わしがよく使っているのが↑です。100円(税抜)です。躊躇いなく無茶な使い方ができるのも魅力です。
欠点は、海で使うとすぐ錆びます。水洗いをしてても5回くらい使えばどこかしら錆びてきます。
そうなったら、替えましょう。100円なんで。
ほどほどの(1500円くらい)
良くあるキッチン用がこの辺です。100均ばさみに比べると、切れ味は格段に良いです。
ただ、釣り用でないことも多いので、さびには気を付けましょう。
ダメになると微妙に嫌なので、この辺の価格帯のものは、おとなしくキッチンで魚を解体するのに使うのがよいかもしれません。
高いの(2500円くらい)
ここまでくると、釣り用のしっかりとした万能ばさみが買えます。
そもそも、釣りを目的として作られている製品なのでかゆいところに手が届きます。
おますにハサミ普及活動の一環として誕プレで上げたのが↑(ヤイバ魚絞めマルチシザース)です。
自分で買う前にインプレして欲しかったわけではありません。
なんでも切れるし、持ち手が大きいため切断のパワーもあります。PEラインでも難なく切断し、全く錆びる気配がありません。まさに釣りのために作られたハサミだなぁと感じました。
今回は切断のパワー重視でこちらを提供しましたが、SHIMANOのバンノウバサミという製品もかなり似た使い方ができそうです。
おわりに
安くて便利なツールキッチンバサミはいかがでしたでしょうか。
ライトに釣りを楽しみたい方にとってはとてもおすすめなので、ぜひご検討下さい。
ただし、血抜きにしても解体にしても、きちんとした方法でやったほうがおいしくはなると思います。
自分の情熱と状況を天秤にかけて、有効活用していただければ幸いです。
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